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開創は江戸時代初期

東京都葛飾区柴又七丁目にある柴又帝釈天(しばまたたいしゃくてん)は、正式名称を経栄山題経寺(きょうえいざんだいきょうじ)という、日蓮宗の寺院です。大曼荼羅(だいまんたら)をご本尊とし、旧本山は大本山中山法華経寺になります。開創は古く、江戸時代初期の寛永六年(1629)に、禅那院日忠と題経院日栄という二名の僧侶によって開創されたと伝わります。帝釈天が多く信仰を集めるようになったのは、江戸時代後期の十八世紀末の日敬(にっきょう)が九世住職を務めていたころからで、庚申の日を帝釈天の縁日と定め、庚申信仰と共に「柴又の帝釈天」として知れ渡る様になります。二十世紀に入ると、人気映画シリーズ「男はつらいよ」のゆかりの地として脚光を浴び、都内の定番観光名所にもなります。現在、私鉄京成電鉄柴又駅前から参道が伸び、老舗の川魚料理屋や、名物の塩せんべい、草だんごを売る店が参道に立ち並んでいます。参道の突き当りに明治二十九年建立の入母屋造瓦葺「二天門」が立ち、正面には帝釈堂、その右に祖師堂、その右手前に釈迦堂、本堂裏手に大客殿などが立ち並んでいます。建物はほとんどが明治以降の建築となっており、境内もそれほど広くはないのですが、二天門、帝釈堂などには精巧な装飾彫刻が施されており、近くによって見ると、その技術のすばらしさに心を惹かれることでしよう。

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